太陽光発電のコスト
2009年2月19日(木曜日)
太陽光発電のコスト
公開: 2025年1月20日16時25分頃
へぇと思ったのでメモ : 「武蔵野市 太陽光発電の売電に補助 関連事業費に500万円計上 (www.tokyo-np.co.jp)」
太陽光パネルの設置費用は約二百万円。市の試算では、費用を回収するには三十年以上かかるが、七年前から実施されている設置費の補助と、今回の売電補助を合わせると、約二十二年に回収期間を短縮できるという。
そういえば、15年くらい前に「太陽光発電では生み出されるエネルギーよりも設備の設置・維持にかかるエネルギーの方が大きいので全く意味がない」なんていう議論を聞いたことがありましたが、産総研の「太陽光発電のエネルギー収支」 (unit.aist.go.jp)によれば、
現在広く普及している技術で寿命30年とおいた場合(*2)、日本におけるEPTは1~3年程度、EPRは12~21倍(寿命20年でも8~14倍)と見積もられます。また最近実用化された技術では、EPRは10数倍~30倍程度に達すると見積もられます。これは既に一般的な火力発電の性能(EPRで6~21倍程度)を超えつつあり、今後も伸びる見込みです。
ということで、エネルギー収支的には3年あれば元が取れて、最終的には10倍以上のエネルギーが得られるようですね。さすがは21世紀?
※15年前の話は「資源が少ない日本でも高速増殖炉でウマー」という話とセットだったような気がしますが、そっち方面はもんじゅがいまだ停止中で先が見えない状況なのですよね。
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