賭博黙示録カイジ
2007年10月23日(火曜日)
賭博黙示録カイジ
読んでおくべきだと言われたので5巻まで購入。まさかジャンケンで5巻まで引っ張られるとは思いませんでした。
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一点、気になったところ。4巻の第46話で、カイジは以下のように言っています。
3枚破棄というアクシデントが 本来割り切れるはずのカードの数を割り切れなくしてしまった
これはカイジの勘違いではないかと思います。アクシデントなど無くても、残りカードは奇数枚になり得るはずです。
たとえば参加者が3名で、うち2人が3回勝負し、片方が3連敗して脱落したケースを考えてみます。最初36枚あったカードのうち、6枚が勝負で消費されています。脱落者はカード9枚を持った状態で脱落しましたから、9枚が箱に投入されます。そして生存者2名の手持ちカードは 12枚と9枚になります。残りカードの合計は21枚で、奇数です。
※そのため、ここからこの2人がカードを消費し尽くすことは不可能で、少なくともどちらかは脱落します。
アクシデントが無くても、脱落者が奇数枚持って脱落すれば残りカードの合計は奇数になります。逆に、アクシデントで奇数枚のカードが無くなっても、脱落者によって残カード枚数が偶数になることがあり得ます。アクシデントは単に電光掲示板の数を不正確にしただけで、カードが割り切れなくなった原因ではないはずです。
あと気になったのは、「カードを使い切った」ということをどうやって確認するのかということ。あがりの人がボディチェックされている様子などは描写されていませんが、カードを隠したまま「あがり」を主張することは可能なはず。箱にこっそり複数枚のカードを同時投入するという不正も考えられますが、どうやって見破るのでしょうか……。
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