「無視される警告」へのコメント
「水無月ばけらのえび日記 : 無視される警告」について、5件のコメントが書かれています。
[3275] Re: 「無視される警告」
えむけい (2005年12月10日 16時20分)
>発行株式の42倍もの売り注文が出せる、ってシステムも相当問題のような。
なんか空売りというのが可能だから単純に発行株式の総数を上回っているかどうかでは判断できないと新聞に書いてました。そこで警告を出すだけでは役に立たないことは実証済みですし。
[3280] Re: 「無視される警告」
スターダスト (2005年12月13日 15時20分)
ええと、
1:まず実在する株を証券会社などから「借りる」
2:借りた株を値段が高いうちに売る。
3:値段が下がったら同じ株を買い戻す。
4:借りていた株を証券会社などに返す。
というステップが空売りの基本だと思います。
ステップ1がある以上、発行済みの株数よりも大きく売ることにはシステム的にガードがかかっていて当然です。その新聞会社の中の人からは、その説明はいったいどういうカラクリなのかについて聞いてみたい気が致します。どこからも借りないで売ってしまってよいのでしょうか?そんなことではインターネットで何の保証もなく空売りする人が出て大変です。
(実際には追い証とかいうものもあって空売りには膨大な資金が必要です。)
[3282] Re: 「無視される警告」
ばけら (2005年12月13日 16時13分)
>どこからも借りないで売ってしまってよいのでしょうか?
契約の考え方としては、可能です。
通常の売買では売る側が今持っているモノを渡して、買う側が代金を支払う、という形になりますが、契約の時点でモノがなくても売買契約はできます。
契約の時点ではモノを持っていなくても、約束の引き渡し期日までにモノを用意して渡せば良いのです。たとえば建て売りの家や分譲マンションなどは、完成前に契約が行われることがしばしばあります。契約の時点ではまだ家はできていませんが、ちゃんと約束の期日までに完成して引き渡されれば特に問題はありません。
株についても同様の考え方ができます。今持っていない 61万株を売っても、決済日までに用意できれば問題ないわけです。買う側としては調達の方法は問いませんから、たとえば今から 61万株の新株を発行してもらえば良いということにもなります (もちろん、そんなことは無理だから問題になっているわけですが)。
ただ、このような契約は「売り側が今もっていないものを、期日までにちゃんと用意できるのか」という点がポイントで、何らかの原因で用意できなければ破綻してしまいます。特に株や先物は相場変動があって調達できなくなることが頻繁にありますので、いついかなるときも無制限に空売りできてしまうと問題があります。
というわけなので、法的にいろいろ制限されていたり、保証金 (証拠金) を積まされたりします。保証金があれば、駄目だったときにもそこから補填できるというわけです。
ちなみに、取引で含み損が出たりすると、今までの保証金の額では十分に担保できなくなることがあります。それでも取引を続けたい場合は保証金を増額しなければならず、これが「追加証拠金」略して「追証」と呼ばれます。
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