初公判
2004年5月26日(水曜日)
初公判
5月中とは聞いていましたが、今日でしたか。
- 不正アクセス事件で初公判、京大元研究員が無罪主張 - asahi.com : 社会 (www.asahi.com)
- ITmediaニュース:元研究員、無罪を主張 (www.itmedia.co.jp)
しかし、asahi.com の記事がまたなんというか……。
著作権保護団体のインターネットサイトに許可なく接続したとして、不正アクセス禁止法違反の罪に問われた京都大学元研究員河合一穂被告(40)の初公判が26日、東京地裁であった。
以上、asahi.comの不正アクセス事件で初公判、京大元研究員が無罪主張 より
「許可なく接続したとして……罪に問われた」って、Web サイトに接続するのに許可がいるのですかね。
IT media の方には弁護側の主張も出ているようで。
弁護側は、アクセスしたサーバには不正アクセス禁止法で問題になるアクセス制御はなかったとし、逮捕・起訴について「ネットの行動の自由を侵すものであり、到底許されない」とした。
以上、ITmediaニュース:元研究員、無罪を主張 より
うーん、格好いいですね。弁護側のこの主張が通らないと、前に書いたような大変まずい事態が発生すると思うので、頑張って頂きたいです。
※まあ実際には IPA がパンクするようなことは起きず、脆弱性放置 or 匿名で容赦なく公表の方向になるのでしょうけれど、それにしてもまずいでしょう。
弁護側は検察側に対し「サーバのアクセス制御とは具体的に何か」など釈明を求めたが、検察側は「訴因に欠けるところはない」として突っぱね、立証段階で明らかにするとした。
以上、ITmediaニュース:元研究員、無罪を主張 より
争点としては、これが重要なポイントになるのでしょうね。
たとえば、管理用の FTP アクセスにいくら厳しいアクセス制限がなされていても、それが Web サイトのアクセス制御としては何の役にも立たないことは明らかなわけで……。検察がその辺りを混同していないのかどうかが気になるところです。
- 「初公判」にコメントを書く
関連する話題: セキュリティ / ACCS / ASK ACCS 個人情報漏洩事件
- 前(古い): ちからをためている!
- 次(新しい): MBSA1.2 正式版