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2003年1月7日(火曜日)

Red Hat Linux 8.0 インストール日記

諸事情により、他人様の機械に Red Hat Linux 8.0 (www.jp.redhat.com) をインストールすることになりました。

Red Hat と言えば商用パッケージなのですが、別にパッケージを買わなくても FTP でダウンロードしてきて使うことができます (ただしその場合はノーサポート)。そんなわけで、ftp.redhat.com につないで拾ってこようかと思ったのですが……。

……………………タイムアウトで切断。

どうも本家のサーバは重いようなので、ミラーのひとつ ftp://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/RedHat/redhat にアクセス。

……目的の物、どこにもないんですが……。

気を取り直して、今度は ftp://ftp.kddlabs.co.jp/pub/Linux/RedHat/redhat に。探してみると、ftp://ftp.kddlabs.co.jp/pub/Linux/packages/RedHat/redhat/linux/8.0/en/ 以下に問題の物がありました。

ごっそりダウンロード開始。しばらくすると、ダウンロード完了までの予想時間が表示されました。

8 時間 33 分。

……というわけでそれからおよそ 1 時間半の後、「Red Hat Linux 8.0 パーソナル」のパッケージを手にしていた私なのでした (都内某所で 5180 円でした)。

箱を開けると、謎のシールなどに混じってディスクが 6枚。うち 2枚がソースコードというのが、さすが GPL の世界という感じです。「インストール CD 1/3」というディスクをセットしてマシンを再起動、CD-ROM ブートでインストール開始。何というか、普通の GUI なインストーラの画面が表示されてちょっと驚きます。

適当に各項目を選択しつつ進んで行き、パッケージのインストール開始。まずイメージをハードディスクにコピーして、そこから展開するようです。

すると。

ファイル /mnt/sysimage/var/tmp/glibc-common-2.2.93-5.i386.rpm を開けません。原因はファイルの欠落、パッケージ、またはメディアの不良です。<return>を押してやり直してください。

以上、Red Hat Linex 8.0 のインストーラ "Anacoda" のエラーメッセージ より

return を押せと言われていますがそんなキーはないので、あえて逆らって Enter キーを押します。すると Anaconda の未処理の例外と言われてインストーラは終了、マシンは再起動します。

……どうしろと?

その後何度やり直しても同じところで同じメッセージでお亡くなりになります。テキストモードでやってみたり、インストールするパッケージの構成を変えてみたりしても全く同じ。メッセージを素直に読むと /mnt/sysimage/var/tmp/glibc-common-2.2.93-5.i386.rpm が存在しないという事らしいのですが、コンソールで見てみるとしっかり存在しています。

そこで sagami さんの「RPM rebuild Tips」を見つつ、rpm -Kvv --nopgp /mnt/sysimage/var/tmp/glibc-common-2.2.93-5.i386.rpm とやってみると、Bad などと出る始末。RPM ファイル自体が壊れているようです。まさか買ってきたパッケージの CD-ROM が不良品なのか? それともディスクイメージ展開のルーチンで何かが起きているのか? などと疑いを抱きつつ、とりあえず別のマシンに入れてみることに。

すると、一発で OK。そんな……。

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